コラボが生む絆

仕事がきっかけの交友関係や、逆に交友関係がきっかけのコラボはいつの時代も、またどこの国でもつきものですが、それが印象的かどうかは場合によります。

たとえば、ヘキサゴンファミリーだとmisonoと上地雄輔が親交が深いですが、これはmisonoがかつて在籍したday after tomorrow(現GIRL NEXT DOOR鈴木大輔も在籍。プロデューサーはもとEvery Little Thing五十嵐充)のPVに上地が出演したのがきっかけです。逆に遊助「船上の音楽団 feat. Heartbeat」のコラボはプライベートにおける交友関係がきっかけでした。
JUJUのヒットシングル「素直になれたら」のSpontaniaとのコラボや、BONNIE PINK「Last Kiss」カバーはプライベートでの交流から生まれていました。一方現在ともに「ペプシNEX」のCMに出演中のポルノグラフィティPerfumeはポルノがPerfumeをPV起用したのがきっかけで交流が生まれました。ちなみにポルノとPerfumeはともに広島県出身&同事務所に所属と共通点が多くあります。
CRYSTAL KAY「Girlfriend feat. BoA」は長年の交友関係でコラボが実現した事例である一方、HY「366日」は以前、タイアップ先のドラマ&映画「赤い糸」の原作のイメージソングを書き下ろしてから原作者と親交を持つようになっていたメンバーの仲宗根泉(Vo&Key)が実写化に際し、原作者側からオファーされて書き下ろしました。
EXILE「VICTORY」でのPVへの岡田武史さんの出演もプライベート交流がきっかけでした。そんなEXILE、逆にGLAYとは「SCREAM」での共演以降、私生活での交流を深めています。加藤ミリヤ「SENSATION」のPVのKento Mori出演は互いのデビュー前からの交友関係がきっかけで実現していました。
音楽的ジャンルが全く異なる古内東子KREVAのコラボは、互いに私生活での交流が深かったことから昨年に実現。互いを知り尽くしているからこその良質コラボソングが誕生しました。

「交流→コラボ」の事例が目立つ一方、「コラボ→交流」の事例も見られます。いつの時代も、コラボは刺激的なものですね。