今旬な、注目のプロデューサーとは

音楽を読み解くキーワードとして「作曲家」「音楽プロデューサー」があげられますが、今旬な、あるいは今後躍進することが予想される作曲家・音楽プロデューサーをここでは日韓ひっくるめて一挙に紹介していきます。

まずは日本。まず注目株はU-Key zone三浦大知安室奈美恵などを手掛け、仕事が増えています。躍進のきっかけはおととしの青山テルマのシングル「忘れないよ」。バラードもダンスナンバーも手掛けています。次に、SiZK。DJ業を続けながら多数のアーティストに提供、中にはHIROKO(mihimaru GT)、西野カナらトップアーティストも多数名を連ねています。一方で自身のソロプロジェクトである☆STAR GUiTARの作品も生みだしており、さらなる活躍が期待されます。さらに、ArmySlickはKARAやBRIGHTに提供し赤丸急上昇中。やはり注目株アーティストのJam9とタッグを組むことも多く、相乗効果が期待できます。また、井上慎二郎も忘れてはならない存在。ラムジの活動と並行して、アコースティックからR&Bまで幅広く手掛け、東方神起作品の作詞で一気にオファーが増え、Buono!のニューシングル「雑草のうた」の作曲・アレンジを手掛けるなどハロプロ系ともかかわりを持っています。また、25歳の若手・房川ヒロ(HIRO)も忘れてはなりません。倖田來未「TABOO」を手掛けてブレイク、その後は西野カナやICONIQ、安室奈美恵真崎ゆかなどを手掛けています。アーティスト系ではSo'FlyのGIORGIO CANCEMI(GIORGIO 13)が注目。超新星西野カナに提供した楽曲が次々にヒットしトッププロデューサーの仲間入りを果たしました。現在はSo'Flyの活動が本格化しましたが、自らもSo'Flyとしてfeat.参加した、Tiaraの新曲「もう誰にもとられたくない feat. So'Fly」をプロデュースしています。また、多田慎也も、2008年に嵐に提供して以来、AKB48bump.yなどアイドル系を中心に幅広く手掛けています。また、アーティストとしてのキャリアが長いといえば、すでに15年もの歌手キャリアを持つ露崎春女。最近ではBRIGHTや郷ひろみなどの作品で作詞・作曲を手掛け、自らのスタイルを他アーティスト作品で磨いており、やはり今後注目です。他ではEXILEやDEEP、AZUなどを手掛ける浅田将明や、やはりEXILEやLily.などを手掛けるlil' showyBENI遊助を手掛ける今井大介(D.I)などが注目されています。また、twenty4-7May J.などを手掛けてきた、女性プロデューサーの筆頭格・AILIも忘れてはいけませんね。先月ドロップされた1stプロデュース・アルバム「Future」ではtwenty4-7May J.のほか、HIROKO、Dream、EMI MARIAなどをプロデュースしています。

続いて韓国勢。まずはS.Tiger。27歳の若手で、4MinuteBEASTを手掛けてブレイク。日本アーティストへの提供実績もあるので今後が楽しみです。続いてE-TRIBE。少女時代「Gee」を手掛けたことで知られ、現在はT-araなど幅広いアーティストを担当。日本アーティストへも提供してほしいですよね。また、KARAやINFINITEを育てたハン・ジェホ&キム・スンスのコンビも最近Aira Mitsukiへの提供があったので日本アーティストへの提供が予想されます。超新星などを手掛けるBrave Brother(とは言いますが、カン・ドンチョルのひとりユニット)も日本のアーティストとタッグしておかしくないと思われます。