声優アーティストの卵は「ほっとけない」ドジっ娘

深田恭子さん、綾瀬はるかさん、石原さとみさんなどを輩出してきた、大手芸能事務所・ホリプロ主催の毎年恒例のオーディション「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決勝大会が昨日、都内で開催され、茨城県出身の17歳現役女子高生の田所あずささんがグランプリに輝きました。所属歌手・May'nさんが「マクロスF」のシェリル・ノーム役でブレイクし「ノーザンクロス」「ダイアモンド クレバス」や「ライオン」(May'n/中島愛によるコラボ)などをヒットさせ、その後もヒットを連発していることから、アニメ業界への進出を決定。その一環として、今年は声優アーティストを発掘することにしました。その結果選ばれたのが田所さんでした。ドジなエピソードがあり、それが審査委員の言う「抜群のほっとけなさ」につながりました。本人はグランプリ決定の瞬間、大粒の涙を流し、足もガクガク震える中で「何が起きているのか分からないです…」と優勝を信じられないようでした。田所さんはホリプロと専属契約、来年にも正式に声優デビューする予定で、歌手としてもランティスからデビューすることになりました。

ホリプロのアニメ事業としては、シンガポールのアニメフェスにスタッフを派遣して現地人のアニソンユニット・Sea☆Aをスカウトし、8月に同じくランティスから日本の音楽シーンに投入していますが、今回の田所さんは、ホリプロの海外戦略のキーパーソンになる可能性をも秘めているだけに、今後の活動に注目ですね。