いろいろ変化してますね

JRグループの来年3/12のダイヤ改正の概要がついに発表されました。目玉は何と言っても九州新幹線の全線開業。「みずほ」が4往復新設されるほか、それ以外の時間帯にも直通「さくら」が11往復設定(新大阪行のうち1本は熊本始発)。これらには直通対応のN700系が使用されます。新八代鹿児島中央間で800系により運転されてきた「つばめ」は博多〜熊本間の各駅停車列車に転用。九州内の「さくら」も設定されることになります。N700系の「つばめ」が間合いで存在するというのは予想どおりでしたが、800系の新下関・博多発着「さくら」への充当は予想外でした…。800系のロゴマークの変更も併せて発表されましたが、この話となれば納得です。
在来線では「かもめ」「みどり」の一部と「きりしま」「ひゅうが」「にちりん」の787系への置き換えが発表されました。「かもめ」と「みどり」ハウステンボス」の肥前山口での分割併合が取りやめとなり、珍しい3層立て列車もここで消滅することになりました(「みどり」ハウステンボス」の2層立て列車は引き続き運行。これに伴い「かもめ」の約半数が肥前山口通過に変更)。新鳥栖駅は新幹線と同日に在来線(長崎線)の駅も開設されることになり、特急も停車です。787系は多くが長崎・宮崎地区に転用となりますが、「有明」は新幹線駅から離れた主要駅の通勤需要を反映してか、朝と夕方以降に博多〜長洲・熊本間に運行されることが判明、列車名の存続が決まってほっとしたファンも多いことでしょう。現在の「有明」は小倉〜光の森間の運行がメインですが、博多以北の運行に変更し「きらめき」に変更する形で小倉〜博多間の特急本数は維持。一方で夜行列車「ドリームにちりん」が廃止になることが決まりました。
関西地区も変化が大きく、日中は白紙レベルの改正になります。阪和線関空快速紀州路快速を増発して15分間隔にし、紀州路快速日根野以南を各駅停車に変更、日中の天王寺日根野間の快速は区間快速に変更して15分間隔に増発、一方の普通列車天王寺〜鳳間に圧縮され15分間隔に減便。大和路線大和路快速と快速を増発してそれぞれ15分間隔にする一方、快速の高田直通は30分間隔に、普通列車はJR難波〜王寺間に統一された上で15分間隔に間引かれることになりました。環状線も前述の他路線直通快速の増発を受けて環状系統は15分間隔に減便、その代わりになのか全ての快速が大正に停車。桜島線シャトル列車は廃止、代わりに環状線直通を増やして15分間隔に変更されることになりました。JR宝塚線関係では宝塚〜大阪間の快速を増発する一方、JR東西線直通系統の快速は塚口折り返し(尼崎で連絡)に変更。新快速はすべて南草津停車にするとともに米原〜姫路間で12両編成になる列車を増やし土休日はすべて同区間12両になります。
西日本の特急は「雷鳥」の消滅と北近畿地区の特急運転系統整理が話題。北近畿エリアでは、287系のデビューと、「北近畿」→「こうのとり」への名称変更、「文殊」「タンゴエクスプローラー」「タンゴディスカバリー」「たんば」の名称の消滅といった話題があります。このうち「タンゴディスカバリー」は車両はそのままに「はしだて」「まいづる」に、「たんば」は運転区間はそのままに「きのさき」に変更して存続します。

うーん、予想外の内容も多く、びっくりしました。